中耳炎|横浜市都筑区 仲町台の耳鼻咽喉科ならおおた耳鼻咽喉科

中耳炎

中耳炎について

鼓膜から奥の部分の「中耳」に炎症がおこる病気を中耳炎と言います。
痛み、耳閉感(耳が詰まった感じ)、難聴(聞こえにくい)、耳鳴、耳だれ、めまいなどが起こる場合があります。急性のもの、慢性のものなどいろいろな疾患があります。
中耳炎には主に急性中耳炎、滲出性中耳炎、および慢性中耳炎の三種類があります。
以下、それぞれについて説明いたします。

急性中耳炎

中耳に急性の炎症が生じて膿が溜まる、最も一般的な中耳炎です。
中耳には、耳管(じかん)という鼻の奥から中耳につながる管があり、耳管を通じて中耳に細菌やウイルスが入ると、中耳の粘膜に炎症を起こし中耳炎となります。小児は大人より太く、短く、角度が緩やかという特徴があります。そのため、小児に多く、風邪をひいた後、鼻や喉の炎症に続いて発症することが多いのです。
中耳炎は、3歳までに8割程度がかかると言われます。38度以上の発熱が3日以上続いている子供の中耳炎の頻度は、0歳で7割、1歳で4割と言われております。
症状としては、ズキズキする激しい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)、耳がつまった感じ、などです。小さな子供では、痛みを訴えられないため、機嫌が悪くなってぐずったり、しきりに耳を触ったりします。発熱だけのこともありますので、耳を気にしている様子が見られましたら、早めに診察を受けましょう。
診断は、耳鼻咽喉科医が鼓膜を見て、鼓膜が赤かったり、腫れていたり、膿が溜まっていることを確認します。
また、中耳炎が長引いていたり、重症な場合、適切な抗生剤を選択し早く改善するために、肺炎球菌による中耳炎かどうかを調べる検査(20分程度)を行うことでもできます。

治療

抗生剤や消炎剤などを処方します。また、膿が溜まり鼓膜の腫れがひどく、痛みが強い時、熱が高い時は鼓膜を少しだけ切開して、溜まっている膿を排出すると、早く治ります。

滲出性中耳炎

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中耳腔(鼓膜から奥の部分)に粘膜からしみ出た滲出液という液体が溜まる病気です。
耳管の働きがまだ発達しきっていない小児、特に3~8歳頃までに多く見られます。
症状は、聞こえが悪い、呼んでも返事をしないなどで、通常痛みはありません。小児の難聴の原因で、最も多い病気です。

診断は耳鼻咽喉科で鼓膜の状態をみたり、聴力検査や鼓膜の動きを見る検査によって診断します。

治療

中耳に溜まっている滲出液をなくして聞こえを良くする治療や、耳管を通じて中耳に悪い影響を与えている鼻や喉の炎症に対する治療を並行して行います。
小児の耳管の特徴から、治療期間が長くかかる病気です。鼻の処置や、滲出液がなくすための空気を通す治療などを2~3か月程度行うことが多いです。それでも良くならない場合は、鼓膜にチューブを入れる場合もあります。
また、滲出性中耳炎の原因として「アデノイド」が関与していることもあります。

慢性中耳炎

急性中耳炎が治らず、鼓膜に穴が開いたままとなり、耳だれ(耳漏)を繰り返す病気です。 穴の大きさにもよりますが、難聴と耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴います。

治療

耳だれ(耳漏)を止めるためには、急性中耳炎と同じく抗生剤や消炎剤などを処方します。
風邪をひいたりすると耳だれを繰り返すことが多く、根本的な治療は鼓膜の穴を塞ぐ手術となります。また、耳だれがなく、聞こえが悪いだけの場合、鼓膜の穴を塞ぐことで聴力が改善する場合もあります。

真珠腫性中耳炎

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真珠腫は骨を溶かしていく病気で、難聴や耳だれを生じます。進行するとめまいや顔面神経麻痺、髄膜炎などを起こします。
前述の滲出性中耳炎の大部分は10歳位までに治りますが、一部が癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎に移行すると言われます。真珠腫性中耳炎はほとんどが手術が必要になります。

中耳炎の種類と病状の進行の流れ

中耳炎の種類と病状の進行の流れ